
中国だけが伸び続けている。
彼らの訪問先として特に増え続けているが、日本だ。日本政府観光局によると、不況の影響で、世界からの訪日客数は08年の約835万人から09年 には約679万人へと激減。しかし、中国からは08年+6.2%、09年+0.6%と増加傾向をキープし、09年は約101万人となっている。
台湾(約102万人)、香港(約45万人)を合わせた中国人全体としては、その数は実に約248万人となり、韓国の159万人を抜いてダントツの トップとなっている。中国人観光客が今後も増加していくことは、確実だ。
そうしたなか、秋葉原や銀座などの電化製品量販店や百貨店の売場では、中国の空港で割引クーポンを配ったり、中国語を話すスタッフを増員したりす るなどして誘客を図り、売上増につなげている。
それに対して、対応が遅れ気味なのが飲食店だ。今後も、中国人を抜け目なく取り込み、物欲同様に食欲も満たしてあげたいところだ。
それにはまず、中国人の好みを知ることが重要だ。現代中国人の料理の好みについて、中国時事誌「小康」と清華大学が調べたところ、好きな中国料理 は、激辛で有名な「四川料理」が51.2%と最も人気があるという。味付けについても「辛い」を好む人が40.5%と最多となっている。
また、好きな外国料理では、1位が韓国料理、2位が日本料理。韓国料理を食べる理由としては、「健康のため」(44.1%)という回答が最多だ。 つまり、中国人は辛い味付けを好む傾向が強く、外国料理では辛くて野菜を多く摂れる、健康的な「韓国料理」に人気が集まっていると言える。これらはメ ニュー開発のヒントになりそうだ。
一方で、「どういった日本料理を好むか」も知りたいところ。長年中国ビジネスを支援してきた「日中翻訳通訳サービス」(北九州市)のスタッフに、 実態を聞いてみた。
それによると、中国人観光客が嫌う料理のキーワードは、「生」「冷」「少」だという。「ステーキはレアやミディアムはNG。幕の内弁当や松花堂弁 当などはご飯が冷えているうえ、量が少ないため不満を抱きます。背景には、「生や冷えているものはお腹に悪い」「量は食べ残せるくらい多い方がいい」とす る、考えや習慣の違いがあります」(同社スタッフ)。
であれば、その逆をいけばいい。すなわち「よく火が通ったもの」「温かいもの」「量が多いもの」が中国人に好まれるわけだ。
「おでん、うどんすき、寄せ鍋など、具も量も多い料理は喜ばれます。ラーメンも好きですね。日本のラーメンは具だくさんでスープも凝っていて、麺 にコシがある。中国のラーメンに比べて断然美味しいと評判です。あと、人気なのはバイキング。あれなら好きなだけ食べられますから(笑)」(同スタッ フ)。
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沖縄でも健康を意識したメディカルツアーなどがポイントになりつつあります。
まずは、沖縄に住む私たちが健康でなければならないですね。